FPコラム『1ドル142円の円安でも米ドル建て社債に要注目!』/セミナー『退職金・社会保険と家計・保険・資産運用の対策』
■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.1121 2022/11/30) ■□■
皆さん、こんにちは
エフピー研究所の塩田です。
2月に新しいセミナーを開催いたします。『老後の相談に強くなる!事例から考
える退職金・社会保険と家計・保険・資産運用の対策』と題しまして、皆様の生
活に直接関係がある退職金・年金・資産運用に関する内容となっております。詳
しくは【おすすめセミナー紹介】をご確認ください。
それでは、今週のFP E-PRESS(エフピーエプレス)をどうぞお楽しみください。
━【 今週のラインアップ 】━━━━━
● おすすめセミナー紹介
● FP名人無料説明会のご案内
● FP業務 お役立ちコラム
● FPインターネット継続教育のご案内
━【 おすすめセミナー紹介 】━━━━━
【オンラインセミナー(ウェビナー)】
『老後の相談に強くなる!事例から考える退職金・社会保険と家計・保険・資産運用の対策』
◆実生活にも役立つ退職金・社会保険・資産運用の知識!
2月開催の当セミナーは家計管理に関する講座を数多く行っている益山真一氏に講義を担当
していただきます。退職金の税制や公的年金をはじめとする社会保険について事例を踏まえ
た解説を聞くことができます。FPでなくとも理解しておくべき内容だと思いますので、是非
ともご応募お待ちしております。
□■■ セミナー概要 □■■
【タイトル】『老後の相談に強くなる!事例から考える退職金・社会保険と家計・保険・資産運用の対策』
【講師】 益山 真一講師
【日程】 2023-02-18(土) 10:00-16:00
【方法】 オンラインセミナー(ウェビナー)
【受講料】 ¥11,000(税込)
【FP単位】 5単位
【概要】
会社員・ビジネスマンにとって、退職は大きな転換期。
会社員時代は、給与を受け取り、会社が税金から社会保険まで全てやってくれますが、退職した後は、税金、年金、医療、雇用保険の手続きは自分でやることになるため、とても不安になりがちです。
また、安定収入として受け取っていた給与もなくなり(または少なくなり)、家計に対する不安も高まります。
今後、公的年金は物価上昇以上には増えることはなく、減る方向にあります。
一方、コロナ禍でさらに悪化が進んだ国家財政や社会保険財政を立て直すための社会保険、税金の負担増が予想されます。
経済も、高齢者の急増、現役世代人口の減少により、国内の経済成長の鈍化が予想されるだけでなく、1,000兆円を超える国の借金の利払増加を抑えるために、金利を引き上げることができず、円安が進行しやすく、輸入物価を中心とした値上げ、社会保険や税金の増税等、今後の支出は増加傾向となることが予想されます。
この講座では、退職前後の事例をもとに、退職金の受取方法から、失業等給付の雇用保険の給付、退職後の公的医療保険の選択や給付内容の確認、退職後の働き方と社会保険等、リタイアメントプランニングで学習する内容を中心に、定年後の家計管理、資産運用、住宅ローンや保険のメンテナンス等について考えます。
<お申込みはこちらのURLのページから>
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=257
■□■ カリキュラム内容 ■□■
<カリキュラム>
1.退職金は一時金でもらう?年金でもらう?
メリット・デメリット、税制の確認
2.年金はどうもらう? どう増やす?
在職老齢年金、高年齢雇用継続基本給付金
ねんきん定期便の見方
年金はどのように増やす?
(繰上げ、繰下げ、任意加入、サラリーマンの年金対策)
3.雇用保険
65歳未満の退職と65歳以降の退職で失業等給付は大きく異なる
60歳以降の雇用継続給付、失業給付受給後に働く場合と受給せずに働く場合
60歳以降、高年齢再就職給付と再就職手当、どっちが有利?
4.退職直後でも利用できる教育訓練給付
5.退職後の公的医療保険、どれを選ぶ?
任意継続、国民健康保険、被扶養者の要件と注意点
国民健康保険、後期高齢者医療制度の保険料の支払方法
6.退職金は運用する? 住宅ローンの返済に回す? 運用する?
7.定年退職後の家計管理、金融資産の運用目標と取り崩し期間の関係
運用目標と取崩期間から、インフレ対応とリスク分散を踏まえた積立て投資を考える
8.生命保険はどうする?
死亡リスクから生きる・長生きリスクへのシフト
リスクは3つの財源で手当て
9.損害保険はどうする?
自然災害リスクに備える
賠償事故に備える
■□■ お申込詳細 ■□■
<詳細・お申込みはこちらのURLから>
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=257
皆様のご応募をお待ちしております。
━【 近日開催のセミナー 一覧 】━━
■ 12/24(土)
<オンラインセミナー(ウェビナー)>
『FPとして知っておきたい身近な障害年金の基礎と重要ポイント』
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=254
■ 12/28(水)
<オンラインセミナー(ウェビナー)>
『「FP名人Next」を極める!!使いこなし講座≪操作編≫』
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=207
『「FP名人Next」を極める!!使いこなし講座≪事例研究&コンサル編≫』
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=220
■ 1/29(日)
<オンラインセミナー(ウェビナー)>
『2023年のマーケット環境と、インフレ下・景気後退期の資産保全術』
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=258
■ 2/18(土)
<オンラインセミナー(ウェビナー)>
『老後の相談に強くなる!事例から考える退職金・社会保険と家計・保険・資産運用の対策』
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=257
━【 FP名人 無料説明会のご案内 】━
【FP名人新規ご購入を検討中のお客様へ】
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・FP名人の新たに購入することを検討中の方を対象とした説明会です。
・事前予約制、約60分の説明会(無料)となります。
「実際の操作画面を見てみたい、質問したい」という方は、ぜひご参加ください!
なお、ウェビナーという形式でZoomを使用して説明しますので、カメラやマイクは
不要で、他の参加者に顔や名前が見えることはありません。
お気軽にご参加下さい。
■■□オンライン説明会■■□
全国どこにお住まいの方も、パソコン・タブレット端末があれば参加できます!
<開催スケジュール>
◆2022年12月9日 10:00 ~
◆2022年12月23日(住宅業界編)10:00 ~
お申込みはこちらから
https://www.fplabo.co.jp/fptool/fp-meijin/event.php
皆様のお申し込みをお待ちしております。
━━【 FP業務 お役立ちコラム 】━━
『ドル資産を持ちたいなら1ドル142円の円安でも米ドル建て社債に要注目!』
(執筆者:前川 貢)
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金利上昇で価値が下落する債券にとって2022年は厳しい投資環境でした。
今年3月に米FRB(連邦準備制度理事会)がインフレ抑制に向け利上げを開始して以降、米10年国債利回りは2.1%から4.2%まで上昇し、ドル円は118円から151円まで円安・ドル高が進みました。
米ドル建て債券に投資している方は、金利上昇で債券の価値が大きく下落しましたが、為替が大きく円安・ドル高に振れた結果、円換算ではプラスの成果を残せた方も多いでしょう。今回は2023年の米ドル建て債券の投資環境について考えてみましょう。
6月以降、4会合連続となる0.75%の政策金利追加利上げが決定された11月の声明で米FRBパウエル議長は、次回12月の会合での利上げペースの緩和を言及した一方、今後の利上げについて、ペースの緩和よりも、最終的に金利を引き上げる水準をどこにおくか、引き締めをいつまで続けるかのほうが、重要な問題になったと示しました。
つまり、物価上昇を2%に戻す見込みが立つまで高い金利水準を維持する姿勢であることを強調しました。
すでに、金利引き上げが景気後退への色を濃くしています。米30年固定住宅ローンは10月に7.08%と2002年以来の高水準にあり、全米不動産業者協会(NAR)が発表した米中古住宅販売件数は、統計開始以降最長の9ヶ月連続減となりました。
米国債券市場では、今後も政策金利が5%を超える水準まで追加利上げされることを前提に2年国債利回りが4.4%で高止まりする一方、10年国債利回りは先行きの景気後退を読み込み3.7%まで低下し、期間の短いほうが長いほうよりも金利が高い、しかも、0.7%と過去と比較して大きな金利差がある逆イールドになっています(11月25日現在)。
●景気後退織り込むハイ・イールド
ここで注目したいのは、米国ハイ・イールド債市場です。ハイ・イールド債とは、償還までの期間に、利子、元金の支払いが滞るデフォルトの可能性のある債券で、FRBが利上げを開始した3月から金利が急上昇し、米国ハイ・イールド債指数の利回りは9%程度になりました。
景気後退懸念が高まると、1.信用リスクが高いハイ・イールド債が早い時期から売られて金利が上昇します、2.デフォルトの件数が増え、さらに金利が上昇、3.景気後退が進行する中で10%を超えるなど金利が十分に高くなったハイ・イールド債の中からデフォルトリスクに見合うものが投資対象として物色されるようになるとハイ・イールド債の金利は一気に低下し始めます。このように、ハイ・イールド債の金利は、景気後退の前兆、そして、金利ピークアウトの前触れを示すことがあります。
現状は1。デフォルトの件数はまだ少ないですが、景気後退を先読みして、既に9%程度の水準まで金利は上昇しています。今後さらなる金利上昇はあるかもしれませんが、過去と比較して魅力的な水準に入ってきました。
11月30日に楽天グループが米ドル建て社債を発行します。条件は期間2年で利回りは12%でした。米格付け会社S&Pは楽天グループの格付けを投機的水準を示す「ダブルBプラス」とし、ハイ・イールド債としました。期間2年で破綻はないだろうと考える投資家であれば十分検討できる水準です。
「年4%程度のリターンで十分」と考える投資家であれば、デフォルトリスクのあるハイ・イールド債に敢えて投資しなくても、信用力の高い米ドル建て社債への投資がお勧めです。
●2023年は魅力的な金利水準を取り戻した米ドル債投資の機会
現在は、同期間における米国国債と比べて社債のほうが1~1.5%程度高い水準で投資できるからです。例えば期間5年5%複利利回りの社債で運用したら元利金は約1.27倍になります。1ドル142円で債券投資した場合、元利金が5年後に1.27倍になるので、111.81円(=142円÷1.27倍)よりも円安・ドル高であれば円換算で損しない米ドル資産を確保したことになります。
「1ドル110円ぐらいだったらドルを持ちたい」と考える方だったら、現在の為替水準でも投資を検討しても良いぐらい米ドル建て社債の利回りは魅力的な高い水準にまで上昇してきました。FRBが高い金利水準で政策金利を維持しそうな2023年は米ドル建て債券に投資を検討する良好な機会が続くと想定します。
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<執筆者紹介>
前川 貢(まえかわ みつぐ)
株式会社前川FP事務所アドバンス 代表
(http://mmaekawa.tokyo/)
1961(昭和36)年生まれ。学習院大学経済学部卒業後、大和證券。
大和證券時代の17年間、主に債券のエキスパートとして活躍。
人やお金に振り回されることなく、おおらかに投資に取り組みたい人をサポート
するため、2003年3月に開業独立。
その人にあった投資とのつきあい方を一緒に考えることをモットーにしている。
【著書】
「いま債券投資が面白い」 出版元 近代セールス社
債券投資は「何が割安で何が割高なのか」を測るモノサシになります
「あなたの投資信託選びは間違ってないか?」
出版元 日本経済新聞出版社
誰にも相談できない「投資難民」を救いたい。そのために必要
【活き活きと残りの人生を過ごしたいシニアの方、そう願う家族の方を応援します】
切羽詰まったときから始める老い支度は選択肢が少なく、つらいものになりがちです。
「身体が動くうちに・・・」「お金が使えるうちに・・・」
残りの人生をどんな風に過ごすか、過ごしたいかを前向きに考えたいものです。
そういう方の相談先として重宝な存在になれればと考えました。
【動画】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=OodWAUXmr3M&feature=youtu.be
をご覧下さい。
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